株式会社コトブキヤのメガミデバイスシリーズの「BUSTER DOLL タンク」を筆塗り全塗装し、完成いたしました。
この記事では工程の振り返りと、作例の写真を載せています('ω')ノ
仮組み
まずは素の状態を楽しもう!ということで仮組みを行いました。BUSTER DOLL タンクは脚部などは一体成型(筒状になっている)なので合わせ目の必要がある場所が少なく、助かります。腹部などは消す予定ですが、接着してもスポスポ着脱が出来る構造です。非常に助かります。
合わせ目消し
接着して、凸凹を目立たなくして合わせ目を消します。見た目上の合わせ目は完全には消えず。しかし、いろいろ装備した状態なら分からない…。そのレベルになったのでオーケーです。
下地塗装
フレーム系は下地を塗り、成型色のリセットと、絵具の定着を高めます。下地材はターナー色彩のU-35 ACRYLICSシリーズのブラックジェッソ。塗ることで光を遮断する効果もあり、重厚感マシマシになる下地材です。
塗装で使った絵具と混色比率
塗装ではターナー色彩のアクリルガッシュを使いました。水で希釈が可能な水溶性で、乾燥後は耐水性。マットな質感と、隠ぺい力の高さが特長の絵具。難点としては柔軟性が乏しいので、ザクの動力パイプなどの曲げが発生するパーツには不向きです。
使った筆の一覧とそれぞれの特長
広めの面積には2本。細かい部分には1本。ドライブラシに1本の筆を使いました。ドライブラシの筆のビフォーアフターがすごいですね…。
パールコートを作ってみた
素体にはパールコートを使いたい。だけど、持ってない…。ということで作りました。自作のコート剤のヒントになれば幸いです。
BUSTER DOLL タンクの出来上がり
BUSTER DOLL タンクの完成です。筆による全塗装で、全体的に配色を変更いたしました。
オリジナルの配色はこんな感じ。これはこれで良いのですが、せっかく塗るならば…。ということでカラーチェンジ。
オレンジをメインにパープルを添える配色に変更。どちらも彩度が高いと喧嘩してしまうので、パープルは彩度を下げて調整しました。
オレンジを目立たせてはいますが、全体的な色はパープルが多め。ミステリアスな雰囲気を感じる仕上がりです。
BUSTER DOLL シリーズは総じてハイディテール。ディテールを見つつ、アレコレ配色を考えるのは楽しかったです。
そして合わせ目が少ないのも良いところ。腹部の側面には合わせ目がありますが、消しました(接着)。BUSTER DOLLに採用されている素体「マシニーカ Block2-M」は腹部の合わせ目を消したあとも、スポっと着脱が可能なのが良いところ。
いやぁ、驚きデス。
フレームにはシリンダなどのディテールも作りこまれてあり、塗り分けが楽しいです。
ただ、難点を挙げるとするならば「物量の多さ」が挙げられます。そして拡張性を重視したがゆえに発生する「3mm穴」の黒塗りが大変でした。
すべてをこなそうとすると大変なときもあります。
BUSTER DOLL タンクの形態はいろいろありますが、そのうちの一つに絞って製作するのも良いかなと思います!
まとめ
BUSTER DOLL タンクが完成いたしました。使う色は決めつつも、配色などは塗りながら決めて行ったので不安もありましたが…。出来上がったときの「オッシャ!」という感覚は格別。
上手く行って良かったなぁと思います。
YouTube版もつくったので合わせて観ていただければ幸いです!