山田化学株式会社の王冠と杖のプラモデルを組み立てて、合わせ目消し(出来てはいない)などやってみました。
王冠と杖は100均で購入できるミニチュア模型で、同じ成型色でも質感が分けられていたりと、拘りを感じるプラモデルです。
これから組み立てる人や、合わせ目消しを考えている人に、参考になれば幸いです!
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山田化学の王冠と杖とは
山田化学株式会社が展開している100均のミニチュア模型。商品名の通り王冠と杖がモチーフになっており、王冠は1/9スケールで、杖は1/12スケール。組み立てる必要のあるプラモデルで、ランナーから切り離すにはニッパーなどの工具が必要です。
山田化学株式会社とは?
山田化学株式会社は三重県に本社を構える、プラスチック加工技術を駆使して高品質な製品を提供している会社です。100均や量販店に展開しており、sikiriシリーズのような収納に役立つ製品や、ミニチュアなどの娯楽まで、ジャンルは多岐に渡ります。
王冠と杖のパッケージ
パッケージデザインはこのような感じ。ぶら下げることができる仕様になっており、筆者が見つけた時はぶら下げた状態でした。
ご使用上の注意
原料樹脂にはレッドパーツにポリプロピレンが使われています。ヤスリで荒らすことで塗装などは可能なものの、難しい素材です。
王冠のレッドパーツには合わせ目があり、合わせ目消しをしたくなる場合もあるかと思いますが、縫い目として目立たせる方向性で進めればよかったなぁと思うところ。
説明書
説明書も載っています。王冠のゴールドパーツは弾力を活かした組み立て方で、一度組み立てると分解は困難です。
ランナー
レッドパーツは質感が分けられています。王冠部分はサラサラとしたマットな質感で、杖の先端部分はツヤツヤとしたグロスな質感です。
レッドパーツのランナーについたゴールドパーツは、ゴールドパーツに刺さったランナーをカットすることで外すことができます。
ゴールドパーツは樹脂にメタリックが混ぜられている仕様。そのままでもキラキラと輝いて、良い感じです。
王冠と杖の組み立てた見た目
山田化学株式会社の王冠と杖の出来上がり。そのままでも質感が分けられており、良い感じ。王冠のゴールドパーツは組み立てが難しく感じました。構造はシンプルで、曲げながら組み立てるのですが、なんとも難しい。そして、その構造的に一度組み立てると分解は難しいです。
敢えて目立たせていますが、王冠のレッドパーツは合わせ目が見えます。回転させることで隠せるかと思いましたが、そうすると合いが悪くなり、一部が浮いてしまう。
加工は出来なくはないですが、難しい。
縫い目として解釈するのが良いかなぁと思います。
加工を考えてしまうと、なんとも難しい王冠と杖ですが、組み立てただけで楽しむには良いですね。質感も分けられており、そのままでも見栄えの良い模型です!
合わせ目は消せる?
王冠と杖のレッドパーツの合わせ目を消そうと思い、チャレンジしましたが、上手く行きませんでした…。最初はスチロール系接着剤で「ムニュ」として消そうと思いましたが、ポリプロピレンは溶けず、「ムニュ」とならず。なので、イージーサンディングを盛って削る方針に変えましたが……。
パーツの接着が不十分ということもあり、合わせ目がどうやっても消えない事態に。解決方法としては、一度分解して、ポリプロピレンに対応した接着剤で固定するところから、リスタートと言う感じですね。
ちなみに、油分がついていたのか、一晩経って見てみたら一部弾かれていました。
終わり
山田化学株式会社の王冠と杖のレビューは以上です。合わせ目消しを考えると難しくなってしまいますが、そのままでも質感が分けられており、見替えの良い王冠と杖。フィギュアなどと組み合わせると、さらに楽しい模型です!