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【作例&レビュー】筆塗りで重厚感マシマシに!~組み立てた感想から塗装の流れ、そして作例へ~| MG 1/100 トールギス EW

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10年という熟成期間を経て、ついにあの名機が完成! 今回は「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」より、「MG 1/100 トールギス EW」の製作レビューをお届けします。

長年手つかずだったキットを、「設定を活かしつつ華やかに」というコンセプトで今の感性を注ぎ込み製作しました。筆塗りの風合いを活かした重厚感のある仕上がりと、10年越しに完成させた制作者の想いが詰まった作例をぜひご覧ください。

作例の写真

これにて「MG 1/100 トールギス EW」の完成です!10年以上手つかずでしたがついに完成させることができて感無量…。配色は設定から大きく外さずに、でも華やかに。という感じのコンセプトで製作いたしました!

MG 1/100 トールギス EWのレビュー

概要

「MG 1/100 トールギス EW」は新機動戦記ガンダムW Endress Waltsに登場したトールギスのプラモデル。メーカーは株式会社バンダイスピリッツ。グレードはMG(マスターグレード)でスケールは1/100です。

メーカー希望小売価格は税込み4,620円。発売日は2013年01月26日です。

パッケージ内には成形品×13、ホイルシール×1、ドライデカール×1、テトロンシール×1、組立説明書×1が含まれます。

※台座が付属しないので、MG(マスターグレード)に対応した台座を別途購入することを勧めます。(自立はやや不安定です)撮影にはアクションベース8を使いました。

組み立てに使った工具

パーツの切り出しにはゴッドハンド株式会社のブレードワンニッパーを使用。アルティメットニッパーほど綺麗に仕上がりませんが、必要十分な仕上がり。新品の頃の切れ味は遠のきましたが、かれこれ4年ほど活躍しているベテランです。

ゲート処理とパーティングラインの処理にはアルゴファイルジャパン株式会社の「マジ・スク」。ヤスリのみだと時間のかかるゲート処理やパーティングラインの処理も幾分か早く仕上がって良い感じ。MG 1/100 トールギス EWは目立つ場所にゲートが少ないので、ほとんど「マジ・スク」でフィニッシュしました。

水で湿らせたメラミンスポンジで擦って、微細な傷をつけました。そうすることで絵具の定着が良くなります。

付属のマーキングシール(テトロンシール)とガンダムデカール(ドライデカール)の貼り付けには株式会社タミヤデカール用ピンセットを使用。先端が丸いので薄いデカールも破きにくく、掴みやすいのがグッドです。

難しいところ

購入から10年以上経っていることも難しさに拍車をかけた可能性がありますが、ドライデカールの貼り付けが難しかったです。余白が発生しないというメリットはありますが、水転写デカールって貼りやすかったんだなぁとい思いました(´ω`)

塗装の工程

コクピット内のフィギュアも塗りましたが……ライトがうまく当たらないいぃ

こんな感じです

下地塗装

絵具の定着を高めるため、そして重厚感を高めるために下地を塗ります。下地材はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズのブラックジェッソをメインとし、ジェッソとディオキサジンパープルを混ぜた下地材。もしかしたらパープルっぽいかもしれない…。そんなことを匂わせるミステリアスな下地材です(タブン)。

続いてターナー色彩株式会社のアクリルガッシュのアイボリーイエローをドライブラシ。筆は100均のセリアで買った「アイシャドウブラシ3P」を使いました。エッジの強調と、面の表情付けをして、このあとの塗装(色)にニュアンスを与えます。

塗装

使った色は以下の7色。

  • チタニウムホワイト
  • フタロブルー(グリーンシェード)
  • ナフソール レッド ライト
  • ニュートラルグレー5
  • イリデッセントブロンズ
  • イリデッセントシルバー
  • ウルトラマリンバイオレット

メーカーはターナー色彩株式会社で、ブランドはU-35 ACRYLICS。水で希釈が可能なアクリル絵具です。

ウルトラマリンバイオレットのみチタニウムホワイトと混色して使いました。(腰部の横のパープルがソレです。)

下地で作ったニュアンスを活かすために、絵具に対して半量ほどの水で薄めて塗装。筆のタッチを活かして仕上げました!

仕上げ

仕上げの質感は半光沢を選択。ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSのマットバーニッシュとグロスバーニッシュを半々で混ぜてつくりました。絵具そのままの質感よりも硬質感がアップ。なんか、いい感じです!

まとめ

「いつか作ろう」と思ってから10年。ようやく完成したトールギスは、当時の自分では出せなかったであろう「重厚さと華やかさ」を併せ持つ一機となりました。

今回の製作では、ドライデカールの扱いに苦戦するといった旧キットならではの洗礼もありましたが、最新のツールやアクリル絵具「U-35」を用いた塗装によって、今の自分らしい表現を盛り込むことができました。特に下地からのドライブラシ、そして筆のタッチを残した塗装工程は、プラモデルに「絵画的な深み」を与えてくれています。

積みプラを崩す喜びと、自分好みの色で仕上げる楽しさを再確認できた製作でした。皆さんも、押し入れに眠っている「あのキット」を今の技術で蘇らせてみてはいかがでしょうか?