2000年に発売した古めのガンプラということもあり合わせ目が多めな「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」。
合わせ目消しに関することで、著者が心がけていることを紹介いたします!
ガンタンクの合わせ目消し
ガンプラは複数のパーツを組み合わせて形にする仕様上、設定には存在しない合わせ目が発生することがあります。
消すかどうかは、お好みで。
筆者は「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」の合わせ目が気になったので消していきます。
ガンタンクのパーツを切り出す
まずはパーツを切り出します。
この記事で合わせ目消しを行うパーツは2層構造で、どちらも合わせ目消しをしたいと思うパーツ。接着剤を使う都合上、乾燥時間が必要なので一番最初に肩の内側のパーツを先に進めることに致しました。
※乾燥時間は難しいところで、早すぎると収縮によってヒケてしまい、合わせ目が浮き出てしまいます。絶対ということではありませんが、48時間ほど待つと、収縮によるヒケは起こりにくくなります。
ピンを半分ほどカットする
パーツを深く合わせるために、ピンを半分ほどカットします。
稀(まれ)ではございますが、ピンの長さがちょうど良いと「ムニュ」の時にピンが邪魔をして、断面に力が伝わりにくいことも。それの予防のためにも、ピンを半分ほどカットしておきます。
スチロール系接着剤(流し込み系)で接着する
スチロール系接着剤(流し込みタイプ)を使って合わせ目消しを行います。
コツとしては多めに使う事。ちょうどいい量が分かるようになれば、それで良いですが、ちょうどいい量が分かるまではジャンジャン多めに使いましょう。
※臭いに注意。換気や、マスクをして予防しましょう。
ムニュをする
パーツを合わせて「ムニュ」をします。
このとき断面から溶けたプラスチックが「ムニュ」と出てきたら成功のサインです。
※溶けたプラスチックが手についた場合は、洗い流しましょう。
広告 Mr.セメントSP(スーパーパワー)
筆者が使っている接着剤はGSIクレオスの「Mr.セメントSP(スーパーパワー)」。
乾燥速度は速く、接着強度も強め。
サラサラとした液状の流れやすいタイプで、毛細血管現象を利用して合わせ目消しなどが可能。臭いは強めですが、消えるのは早め。使用する時は換気や、マスクをするなど対策をして使います。
※使われているプラスチックの材質によっては溶けず、接着できないこともあります。実際に使う前に、ランナーなどで試すことをオススメします。
ヤスリで削り、成形する
2日(48時間)ほど待ち、成形します。
最初に鉄ヤスリで粗削りをしてから、紙ヤスリ(400番)で整える、という順番でヤスリ掛けを行いました。
※粉じんが発生するので、マスクをするなど、対策をしましょう。
広告 鉄ヤスリ
鉄ヤスリは、タミヤのベーシックヤスリセットを使っています。
ザックリとした、大まかな形状を出すときに使用。水研ぎをした場合は拭き取りを忘れないようにしましょう。(錆びてしまうので…。)
広告 紙ヤスリ
紙ヤスリは、タミヤのフィニッシングペーパー P400番を使っています。
性能は可もなく不可もなく、というところですが、入手性が良いのがGoodです。
終わり
「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」の肩の内側パーツの接着から、合わせ目消しの流れを紹介いたしました。
臭いが発生したり、粉じんが発生する工程でもあるので、注意しつつ進めていただければ幸いです!