
機動戦士ガンダムのガンプラ「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」。2015年に発売した、1999年に発売したガンプラのリバイブ版で、ややスリムな頭身、広い可動域、少ない合わせ目が特徴的なガンプラです。
今回は、「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」を大きくは変えないながらも、シックなトーンに全塗装し、随所にラインを描きこみ、胸部にはエンブレムを描いて、完成へと至った「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」。
マスキングが苦手だけど、キレイなラインを描きたい…!
そんな筆者の矛盾とも言える想いを発端に、試行錯誤が詰まった作例となったので、見ていただければ幸いです!
とりあえず完成した作例をすぐ見たい方は、作例を見るをクリック!
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の仮組み
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の表面処理
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の下地塗装
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の塗装
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の部分塗装
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」のウェザリング
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の仕上げ
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の作例
- 「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」のまとめ
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の仮組み

まずは説明書通りに組み立てて、成型色や合わせ目の確認をいたしました。凹みモールドとして処理されていない合わせ目は、
- 肩
- バックパック側面
- 膝下の後ろ側
- 頭部の側面
以上の4カ所。
消さずに、目立たせる方針で進めることにいたしました。(ラクデモアル)
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の表面処理

プラスチックそのままだと塗装が難しい場合もあります。絵の具の定着のためにも、ヤスリなどによる表面処理(足付け)を行いました。
400番のヤスリで足付け

ゲートがある面はゲート処理も兼ねて400番の紙ヤスリで表面処理を行いました。紙ヤスリのメーカーは株式会社タミヤ。可もなく不可もなし、という性能ではありますが、入手性が良くてお気に入りです。
クリアランス処理

肘と膝のパーツは塗装による塗膜が発生すると、干渉する可能性があります。そのため、ヤスリで削り、スリムにいたしました。蛇腹が消えるほどヤスリ掛けをしていますが、塗装で発生する塗膜の厚みだけ削れていればオーケーです。
合わせ目

- 肩
- バックパック側面
- 膝下の後ろ側
- 頭部の側面
以上の4カ所の合わせ目はプラ板に貼り付けた紙ヤスリで削り、合わせ目を強調しました。
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の下地塗装

今回は暗めのトーンを目指すので、暗めに調整したジェッソを塗って、下地塗装とします。

下地材はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズのジェッソとブラックジェッソを混色したジェッソ。水で希釈が可能な水溶性で、乾燥後は耐水性。サラサラとした画用紙のような質感が特徴的。臭いも少なく(シンナー的な臭いはしません)、お気に入りの下地材です!
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の塗装
パーツ単位で色を塗っていきます。
グラファイトグレー

フレームやキャノン砲の色に選択したのはターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSより、グラファイトグレー。色としては暗めのグレーで、ダークグレー。しかし、グラファイトグレーの良いところは質感にこそあります。

素材には鉛筆などでもおなじみの黒鉛が使われており、メタリックとも異なる、鈍い光沢が魅力的な絵の具です!
イリデッセント

たまには輝きが欲しくなることもあります。ノズルなどのワンポイントにはターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSより、イリデッセントシルバーを塗りました。
ナフトール レッド ディープ

深みのある赤。
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の成型色の赤はビビッドで眼が冴えるような赤ですが、深みのある、和を感じる赤を選択しました。

絵の具はホルベインのアクリリックス(ヘビーボディ)より、ナフトール レッド ディープ。下地の影響を受けやすい透明性のある色で、作例ではダークグレーの下地に水で薄めて、何度か塗り重ねてフィニッシュ。

深みを、詫び錆を感じる赤になりました('ω')ノ
チタニウムホワイト

頭部はストレートに白を選択いたしました。

色はホルベインのアクリリックス(ヘビーボディ)より、チタニウムホワイト。隠ぺい力の強いホワイトで、そのまま塗り重ねた場合は2~3回ほどで力強いホワイトになる絵の具です。

面の中心ほど重ねる回数を増やし、気持ち、若干、グラデーションにいたしました(キモチ)
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の部分塗装

ディテールで塗り分けたり、ラインを描いたり、エンブレムを描きました!
ミスターホビーマーカーで塗り分ける

ディテール単位の塗り分けはGSIクレオスのミスターホビーマーカーのメタリックセットを使いました。塗ってすぐであれば水で湿らせた綿棒などで修正が可能。そして臭いも少なく、リアルタッチマーカーに近しい使用感の水性マーカーです。
しかし、水で湿らせると再溶解することもあり、その状態での二度塗りは厳禁です。
なぜかって?

ビャーっと広がってしまうからデス!
ラインの描き方

「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の製作ではミスターホビーマーカーのシルバーでラインの下書きを描き、そのうえにホルベインのアクリリックス(ヘビーボディ)のチタニウムホワイトを重ねる手順でラインを描きました。
いきなりチタニウムホワイトで描いても良いですが、線が乱れた場合の修正が難しい。
そのような悩みから、ミスターホビーマーカーのシルバーを下書きに使いました。手順としては、
- ミスターホビーマーカーのシルバーで大まかにラインを描く
- 水で湿らせた平筆でラインを整える
- 出来た下書きにチタニウムホワイトを重ねる
以上の手順でラインを描きました。ミスターホビーマーカーはグロスな面に描いた場合は、乾燥後も修正がしやすいマーカー。臆せず下書きを描くことができました!
エンブレムの描き方

ガンキャノンは機動戦士ガンダムの「地球連邦軍」所属のモビルスーツなので、「地球連邦軍」のエンブレムを描きました。手順としては、
- ミスターホビーマーカーのゴールドで大まかにラインを描く
- 水で湿らせた平筆でラインを整える
- 出来た下書きにイミダゾロンイエローを重ねる
以上ですが、「地球連邦軍」のエンブレムを描くにあたって、強く意識したことがあります。
「地球連邦軍」のエンブレムの描き方

「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の胸部の中心に「地球連邦軍」のエンブレムを描くことにいたしました。描くにあたって意識したことは以下の3点。
- 「地球連邦軍」のエンブレムの形状を理解する
- 描く場所にグリッドをイメージする
- 十字→弧を描いた、背を下にした三日月のような形状を描く(ツタワル?)
「地球連邦軍」のエンブレムの形状は十字と、弧を描いた、背を下にした三日月のような形状で構成されています。十字と弧を描いた、背を下にした三日月のような形状が交わる部分は、そのままのバージョンと、セパレーションが入ったバージョンの2種類が確認できましたが、難易度的な観点から、そのままのバージョンを採用します。
まずは面をイメージし、そこから細分化し、グリッドをイメージします。
最後に描く順番を決めます。曲線よりは直線の方が難易度が低いので、「十字→弧を描いた、背を下にした三日月のような形状」という順番で「地球連邦軍」のエンブレムを描きました!
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」のウェザリング
立体感を強調していきます。
リアルタッチマーカーでスミイレ

リアルタッチマーカーのブラウンでスミイレ兼ウォッシングを行いました。
- 凹みに描く
- 水で湿らせた綿棒でボカす
- 重力方向を意識して伸ばす
以上の手順で描きました!
ミスターホビーマーカーでドライブラシ

ミスターホビーマーカーのメタリックセットのシルバーでドライブラシを行いました。
- 筆タイプの軸先を出す
- ドライブラシをする筆を撫で、塗料をつける
- キムワイプなどで塗料をカッスカスになるまで落とし、調整
- エッジに対して直角に、角はより強く、ドライブラシを行いました。
もしも、やりすぎた場合は水で湿らせた綿棒で落とし、調整ができるのもミスターホビーマーカーでドライブラシをするメリットですね。
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の仕上げ

クリアコートをして作品の保護をします。
マットバーニッシュ

装甲などの多くの部分はつや消し(マット)の質感を選択。ターナー色彩のU-35 ACRYLICSシリーズのマットバーニッシュを2回ほど塗りました。水で希釈が可能な水溶性で、乾燥後は耐水性。臭いも少なく、お気に入りです。
グロスバーニッシュ

フレームや武装などの部分は光沢(グロス)の質感を選択。ターナー色彩のU-35 ACRYLICSシリーズのグロスバーニッシュを2回ほど塗りました。マットバーニッシュと異なり、乾燥前後で質感が変わらないので、時間で乾燥したかを判断する必要があります。
※筆者は山善の食器乾燥機に30分ほど入れてから、塗り重ねています。
「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の作例
はい、というわけで「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」が完成いたしました!

オリジナルよりもシックなトーンにカラーチェンジ。赤をトーンダウンし、ラインとのメリハリを狙いました。狙ったのもありますが、良い赤ですね…。
お気に入りです。
いろいろなポージングで撮ってみたので、ジャンジャン見て行きましょう('ω')ノ








「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」のまとめ

機動戦士ガンダムのガンプラ「HGUC 1/144 ガンキャノン(リバイブ版)」の完成です!
2015年に発売したプラモデルで、まだポリキャップがあるものの、水星の魔女のガンプラに近しい組み心地。腰の捻りはあまりできませんが、膝立ちなどは可能で、可動域は広め。塗りにくいと感じるパーツも無く、総括すると、組みやすく、塗りやすいガンプラです!

それではまた、次の記事でお会いしましょう('ω')ノ