
劇中ではキシリア様を護衛する姿からキケロガとの激闘が印象深い「HG 1/144 エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」が完成いたしました。作例の写真から、どのように作ったのか、できる限り、なるべく、わかりやすく……。なっている自信はあまりありませんが、何かしらの参考になれば幸いです!
作例の写真




機動戦士Gundam GQuuuuuuXのガンプラ「[HG 1/144 エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」が完成いたしました。カラーリングはエグザベ専用ギャンを参考に全塗装。曲面を活かすために半艶ベースで仕上げ、ゴールドやノズルの部分にはグロスで仕上げを行いました。






新しいガンプラということもあり、組み立てやすく、そして塗りやすく、楽しい製作でした!
ハクジの合わせ目消し



特徴的なハクジ装備の合わせ目消しを行います。接着に使ったのはタミヤセメント(流し込みタイプ)低臭。臭いがマイルドで、溶剤臭が苦手な方にオススメです。




48時間後、ニッパーでゲートをカット、マジ・スクでゲート処理、240番のヤスリで慣らし、400番のヤスリで表面処理。最後にメラミンスポンジで表面処理をしてフィニッシュです。
下地塗装

下地材はターナー色彩のU-35 ACRYLICSシリーズのジェッソとブラックジェッソを混ぜ、ディオキサジンパープルを加えたものを使用しました。筆は100均のセリアで購入した化粧筆「アイシャドウブラシ3P」を使用。繊細な塗装には不向きですが、大まかな塗装には使いやすく、良い感じに塗れました。


2~3層目はぺんてるのネオセーブルの平筆6号と14号を使用。しなやかで水含みが良く、広い面積の塗装に適した筆です。多少の色ムラは許容しつつも全体のバランスを見つつ進めて、下地塗装が終わりました!
ある意味では下地なドライブラシ

後に重ねる色へニュアンスを加えるため、ドライブラシを施していきます。使用した塗料は、ターナー色彩のU-35 ACRYLICSシリーズ「チタニウムホワイト」。筆には、100均のセリアで購入した化粧筆「アイシャドウブラシ3P」を使用しました。筆に含ませた塗料をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取り、パーツの凸部を軽くなでるように塗装することで、陰影や立体感を際立たせています。

筆に絵具を含ませたらカッスカスになるまで拭き取ったら準備オーケー。重力の方向を意識してシャカシャカと筆を動かします。

ドライブラシの特性のひとつとして液だまりが起こらないことにあります。イコール凹みに色が乗らないということであり、出っ張った場所に色を乗せたい場合に適しています。

難点としては粉が発生しやすいこと。乾燥寸前の絵具を使っているため、乾燥した絵具が粉として舞うことがあります。

それの何が困るかというと、吸ってしまうこと。吸ってしまうと気管支に何かしらの影響が起こることも考えられるので、マスクが必須な技法です。

ドライブラシは楽しい技法ですが、マスクをするなどして万全に楽しみたいものですなぁ(´ω`)
塗装

基本塗装には、ターナー色彩の「U-35 ACRYLICS」シリーズを使用しました。
ホワイト
- チタニウムホワイト:70%
- ニュートラルグレー5:20%
- ウルトラマリンバイオレット:10%
グレー
- ニュートラルグレー5:90%
- ウルトラマリンバイオレット:10%
ダークグレー
- グラファイトグレー:90%
- ウルトラマリンバイオレット:10%
ゴールドの装飾部分はターナー色彩のアクリルガッシュを使いました。
ジェットブラックを下地として塗り、その上にゴールドライトを塗装。ブラックを下地にすることで、ゴールドの重厚感が高まり、より際立った印象になります。
塗装が完了したら、グロスメディウムで全体をコートしていきます。表面を保護できるだけでなく、塗膜の質感を整え、発色に深みを与えられるのが特徴です。さらに、この後に行うスミ入れやウェザリングの定着性も向上するため、仕上げ前の下地処理としても効果的です。
ウォッシング兼スミイレ

他のメーカーはわかりませんが、ターナー色彩のアクリルガッシュの塗膜は乾燥後もあまり強くありません。とくに水に触れた場合は溶解こそしませんが、脆くなります。でも、もしかしたら、ウォッシングやスミイレに使えるかも……?
そう思い、試してみました。
アクリルガッシュでウォッシング兼スミイレをするための手順

- 下地は光沢(グロス)
- ターナー色彩のアクリルガッシュを水で薄める
- 筆で塗る
- 乾燥後、水で湿らせた布巾や綿棒を使ってふき取る
以上の工程です。
アクリルガッシュのいいところ
この手法の良いところは、
- 臭いが少ない
- 時間の猶予が長い
- コントロールがしやすい
- 色の自由度が高い
臭いが少ない
アクリルガッシュ特有の絵具の臭いはしますが、シンナーなどの溶剤臭はしません。
時間の猶予が長い
また、塗ってから2時間ほど経ってもふき取ることが可能でした。完全乾燥と呼ばれる時間は72時間となっており、そこに至るとどうなるかはわかりませんが……。個人的にはリアルタッチマーカーと比較した場合はアクリルガッシュのほうが使いやすいかなと思いました。
クリアコートなどをしない限りは修正が可能なのが良いですね。
コントロールがしやすい



そして乾燥後の塗膜を削るようなものなので、コントロールがしやすいのがGood。浅い凹みに入ったアクリルガッシュも、布巾や綿棒が触れない限りは残すことができるので、スジボリなどの工作が苦手な私にもマッチです。
色の自由度が高い
ターナー色彩のアクリルガッシュは膨大な色数があるので、発想次第で自由な色でスミイレが可能です。
下地は光沢にすると、拭き取りやすい

また、スミイレ全般に言えることですがこの手法で大事なのは光沢(グロス)にすること。あらかじめグロスコートをしておくことで、アクリルガッシュが定着しにくくなり、拭き取りやすくなります。そういった下準備が面倒っちゃあ面倒ですが……スミイレ全般に言えることなので、まぁいいかなと(´ω`)
アクリルガッシュでウォッシング兼スミイレをした感想

アクリルガッシュの脆さを利用してスミイレをしてみました。もちろん、スプーンなどで試してから塗っていますが、ドキドキしました。結果としては非常に使いやすく、コントロールがしやすかったので今後の作品にも活かせそうです。
余白部分を剥がせるアシタのデカールを使ってみた

気になっていたアシタのデカールを使ってみました。
メーカーはMYK DESIGNで、水転写式デカールです。ガンダムデカールなどと同様に水で湿らせることで位置の調整が可能ですが、その真価は余白のクリア部分を剝がせること。それによって、クリアコートなどを最小限に抑えることが可能です。


余白部分を剥がすために使用したのはビニールテープ。ぺったんぺったんと貼っては剥がす動作を繰り返して……。

余白部分を剥がすことが出来ました!いやぁ、凄いですねぇ(´ω`)
仕上げ

塗膜や作品を保護するため、最後にトップコートを施していきます。今回は、ターナー色彩「U-35 ACRYLICS」シリーズのマットバーニッシュとグロスバーニッシュを7:3ほどの割合で混ぜ、半光沢仕上げのバーニッシュとして使用しました。艶を抑えつつも適度な反射を残すことで、落ち着きのある質感に仕上げています。
また、完全なつや消し仕上げに比べて表面の情報量が潰れにくく、ドライブラシやウェザリングによる陰影を自然に見せやすいのも特徴です。光の当たり方によってエッジがわずかに浮かび上がるため、模型全体の立体感も際立っています。

ゴールドのラインやノズルなど、輝きを強調したい部分にはグロスバーニッシュを塗布しました。部分的に光沢を加えることで、半光沢仕上げの本体との質感差が生まれ、模型全体の情報量やメリハリが向上しています。特に金属感を演出したいパーツでは、光を反射することで存在感が際立ち、視線を引きつけるアクセントとして効果的です。


その後、タミヤのモデリングワックスを全体に薄く塗り込み、これで仕上げは完了です。表面にわずかな艶としっとりした質感が加わることで、塗装面の情報量が増し、落ち着きのある仕上がりになります。また、エッジや凸部に自然な光沢が生まれるため、模型全体の立体感や使用感の演出にも効果的です。

24時間後に組み立てて、完成いたしました!
まとめ

機動戦士Gundam GQuuuuuuXのガンプラ「[HG 1/144 エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)」が完成いたしました。ジオンの機体らしい曲線主体のデザインで、華やかな印象の機体です。

これまでも培ってきた筆による全塗装から、アシタのデカールなどの新要素を取り入れて、重厚感マシマシに完成。

この記事が参考になれば幸いです(´ω`)
